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【経済指標】雇用統計

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

 

1月の米国雇用統計が発表されました。

結果は良好で米国の力強い経済が裏付けされており、

米金融当局の金利の利下げ停止の判断はしばらく続くのでしょうね。

新型コロナウイルスの影響はまだ分かりませんが)

  ◆雇用統計値

①非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)

 前月比 22万5000人増
 予想中央値は16万5000人増
 前月は14万7000人増(速報値14万5000人増)に修正

②失業率は 3.6%   歴史的な低水準
 予想中央値3.5%
               前月3.5%

③平均時給は前年同月比 3.1%増
 予想中央値3%増
 前月は3%増(速報値2.9%増)に修正

 

平均時給が3%も上がる地味にすごいとおもいませんか?

皆さんの給料は毎年3%も上がっていますか?

 

雇用統計はFRBが金融政策を決めるにあたって重要視している統計であり、

特に①失業率 ②非農業部門雇用者数はその要となっています。

 

チャートを見たらわかると思いますが、単月の発表だけでは

全体的な傾向をつかむことは難しいため、歴史的な水準と比較して、

今の指標がどの位置にあるのかを判断するのがいいと思います。

 

特に非農業部門雇用者数は比較的変動が大きく、単月の数値では

傾向を見誤りやすいと思うので、数か月を平均化して

指標を見てみるのも手かもしれません。

 

失業率に関しては歴史的な水準3.6%まで下がっており、

米国経済の好調さを示す形になっています。

 

まとめると、失業率は歴史的に低い水準、

雇用者数は安定。時給も上昇。雇用統計値だけでみると

現段階の米国経済は堅調である と判断できます。

 

 

◆失業率(1960-2020年)

1968年以来の歴史的な低水準です。

不況時(青色)に失業率が急上昇しているのがよく分かります。

ぱっと見た感じ、1年間で2.0%以上 上昇すると不況になってます。

リーマン時に失業率は10%に。その後、米経済の回復に伴い 3.6%まで低下。

失業率

 

非農業部門雇用者数

リーマンショック時は大きく落ち込んでいます。

台風や寒波、ストライキなど外乱の影響を受けやすいため

月ごとの変動が大きく単月だけで米経済の方向性を見るのは難しそうです。

   

ここ数年にわたり雇用者数はだいたい 20万人前後で推移しており、

数か月にわたって大きく人数が落ち込むようであれば

危険信号がともる感じでしょうか。単月の数値だけを見て景気が落ち込むとか

騒ぎ立てる人がいますが、長期投資家は相手にしなくていいと思います。

 

非農業部門雇用者数

上記の観点で毎月の雇用統計を見ていくと 

マスコミとは違った視点で米経済が見れて面白いかもしれませんね。

 

 

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