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分析! Doximity【DOCS】ドクシミティー買うてみた

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久々に小型 ハイグロ銘柄を買ったので調べてみました。

DOCS・Doximityは2011年3月に設立。

Jeffrey Tangneyが共同創設者、兼CEOを務める。

医療専門家向けのクラウドベースのネットワーキングサービス。

このプラットフォームで医療ニュース、遠隔医療ツール、

およびケースコラボレーションを提供しています。

 

2021年5月に新規株式公開を行いました。

2330万株を26ドルで値決め。

主幹事はMS,GS,JPMと有名どころが全て入ってます。

 

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毛並みのいい企業ということでしょうか。

 

 

企業概要

高度に洗練された医療プラットフォームを通じて

医療関係者と製薬会社、医療機関、医療システム

医療求人会社を繋いて稼ぐサブスク型のビジネス。

 

収益の93%がサブスクリプションから発生。

2021年度には600社を超える顧客を保有

年間$1M越えが29社あり。

 

主なサブスクは以下

マーケティングソリューション 

臨床診療に関連性の高いコンテンツを提供し

特定グループへの直接連絡で効率的なマーケティングを実行

収益の80%以上を占める主力商品

 

②雇用ソリューション

Doximityにいる医療専門家を検索して接続する機能

求人情報を投稿したり、医療専門家のネットワークに

毎月一定数のメッセージを配信したりできる

プラットフォームへのアクセスを提供

 

③遠隔医療ソリューション

遠隔医療スイートへのアクセス購入

 

医療専門家向けのツールの

詳細内容は目論見書から確認できます。(p106あたり)

 

目論見書概要

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S-1資料

 

2021年3月31日現在、

180万人を超える医療専門家会員を登録。

これは米国の医師の80%以上、診療看護師(NP)と

医師助手の50%以上、医学部卒業生の90%以上が含まれます。

 

製薬会社上位20社のうち20社。

病院および医療システム上位20社のうち20社が顧客であり

Appstoreの4.8という高評価や

高いNRR(既存顧客の売上維持率)が

顧客満足度を裏付けています。

 

因みに2021Q1-のNRRは167%。

この成長が鈍化するとPINSの様に暴落するのでしょうね....

 

◆NRR過去推移

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S-1資料

 

6,300万件を超える遠隔医療訪問を実施。

コロナの影響もあるのか

商用の遠隔医療ソリューションが急成長

150を超える医療システムとサブスクリプション契約を締結。

競合にTDOCがいてるのでしょうか?

 

要は米国最大の医療デジタルネットワークを所有し

強力なネットワーク効果が得られる位置にあるというのが強み

高い収益性も魅力的です。

 

TAM(Total Addressable Market)は?

プラットフォームソリューション全体で約185億ドルと推定

 

内訳は以下

・医薬品マーケティング:73億ドル

・医療システムマーケティングと人員配置:69億ドル

・ソフトウェア遠隔医療:43億ドル

 

2021年度の収益は$207M。

これらを鑑みるとまだ成長の余地はありそう

IDCによると米国のヘルスケアおよび製薬業界は

2025年に総広告費の38%をデジタルに費やすと予想。

これは2020年比で37%増。

 

 

収益

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収益はウナギのぼり👆

2020年度と2021年度の収益は、前年度比較で36%と78%増。

収益の成長も素晴らしいですが粗利率も80%を超えで目を引きます。

IPOして間もないですが、すでに黒字化。

 

会社資料によると10万㌦以上の収益を上げている

顧客数が重要な指数であると明言しています。

 

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S-1資料

 

この顧客で収益の約88%を占めています。

各決算でこの数値の伸び率は要チェックか。

 

■調整EBITDA推移

 

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S-1資料

 

Q1'21の落ち込みは COVID-19により

プラットフォームと遠隔医療の使用率が大幅に上昇

無料で遠隔医療を提供したため コストが大幅増によるもの。

 

 

リスクは?

S-1資料から抜粋

・既存の会員の維持・新規会員の追加に失敗した場合

・既存顧客がサブスク未更新

・不利な条件で更新、追加ソリューションの未購入

・収益が主要顧客に集中(1社で総売上高の11~12%)

・最大の製薬ブランドは、2021年度の収益の約2%

 

サブスク型のビジネスなので

顧客の維持/開拓と条件改悪がネックになりそう

NRRが重要な指数となるのも頷けます。

 

米国の医師の80%以上が登録しているため

すでに医療プラットフォームが飽和している可能性もあります。

成長戦略として下記のような記載もあり、

【NPなどの他のタイプの医療専門家の間で浸透が不十分であり、

理学療法士、歯科医、心理学者、および他の多くの

専門家にサービスを拡大する必要あり】

どれだけ他医療専門家に食い込めるかという点が

成長の重要なファクターになりそう。

 

ガイダンス・所感

FY22 Q1決算でガイダンスが発表されています。

まずは 売上高とEPS ですがこちらは問題なく通過。

売上高:$72.70M/YoY+99.7%(予想:$63.62M)

EPS:$0.11(予想:$0.08)

 

ガイダンス

Q2

売上高: $73~74M

調整後EBITDA: $26.4~27.4M

 

FY22

売上高: $296.5~299.5M

調整後EBITDA: $106~109M

 

ハイグロ銘柄なので当たり前ですが

決算ミスらないように気張っていただければと思います。

 

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チャートはこんな感じ👆

調整したときに仕込みました

 

👇PSRは60越え

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https://finviz.com/

 

久々にJaminさんのサイトに行きましたが

PSR60越えはかなり高い水準です。

 

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https://simplywall.st/dashboard

 

フェアバリューは $18.97 。。。

まあこんなの見てたら買えませんね。

医療関係者に特化/独占したプラットフォームを構築し

そこから手数料を徴収する。 VISAに似た感じがあり好きなビジネスモデルです。

医療関係者という狭い業界なので伸びしろは小さいのかなと思いつつ、

先日、大きく下げた時に飛び込んでみました。

 

 

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