べいかぶ BEIKOKU_STOCK's blog

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高配当銘柄の今後

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

 

ジェレミー・シーゲル教授が伝統的なポートフォリオ 株式:債権 60:40の

比率を考えなおす時期にきているとコメントしています。

“Dividends on stocks are going to be the new bond.”とも発言しており

興味深い話だったのでまとめてみました。

 

 

上昇チャート

 

背景に米国債の利回り低下があります。

世界人口の高齢化、平均余命の延長、リスク回避の幅広い傾向、

市場全体の成長の鈍化など、「強力な人口統計的要因」が

財務省利回りの追加的な金利抑制要因となっているとして挙げていました。

また、これらの要因は構造的な問題のため、

すぐに解消できるものではないため、金利は長期間 低水準で据えおかれると

予測していることが分かります。

現在、米国債10年利回りは1.5%程度でインフレ(約2%)を加味すると

十分なインカムを投資家に与えることができるのか 非常に疑わしい状況が

生じています。

 

 

 

 

 

この状況を打開するために、彼が開発しているファンドでは

低コスト・高配当株式の投資戦略を提供することが検討されており、

冒頭の(高配当)株式は債権の代わりになるだろうの発言に

つながる訳です。

 

その結果として債権の比率を下げ、株式の比率を上げた

 ・株式:債権 75:25 を推奨している訳ですね。

 

このことが構造的トレンドになるのかよく見極める必要がありますが

少なくともシーゲル教授は世界的な低金利の影響でしばらくは 債権から株式への

資金の流れが続くとみているのでしょう。

グロース銘柄へ資金が流れる可能性もありますが、

高配当銘柄は恩恵を受けやすい部類かもしれませんね。

シーゲル銘柄/高配当戦略といえばたばこ、ヘルスケア、

一般消費が有名ですが今後の株価に期待です。