【景況感】経済データは遅れてやってくる

べいかぶ＠BEIKOKU_STOCKです。

先日、中国の2月 PMI指数が発表されました。

結果は記録上最悪であり、リーマンショック時の38.8を下回る

35.7に転落しています。一般的に 50を下回ると新規受注や景況感が悪化し

経済の収縮を50を超えると成長を意味しています。

チャートを載せますが絶壁ですね....

引用先：http://www.stats.gov.cn/

コロナウイルスの影響で中国市場の景況感が急速に悪化していますね。

PMIとは生産や新規受注、受注残、雇用、価格、購買数量を購買担当者に

アンケート調査を実施した内容で、速報性があり企業側の心理動向を

表す先行指数としてよく取り上げられます。

一方のアメリカが発表したISMは 50.9⇒50.1と先月より若干

低下はしましたが、いまだ50を上回る水準であり、中国ほどの悪化は

認められませんでした。米国の購買担当者は新型ウイルスの影響を

まだ小さいと見ている証左ですね。

これから雇用統計など重要な経済指標が次々と発表されますが、

おそらく今月の指標には新型ウイルスの影響はほとんど反映されておらず

これまでと大体同じ数値が出ると思います。この数値を見て危機が去ったと

過度な楽観することないように留意して下さい。

4月からのデータにはコロナウイルスの影響を織り込んだ

数値が出始めると思うので、特に、観光業・リゾート・カジノ・航空などの

サービス業界に投資している方は米国指標の動向を要注視して下さい。

（先日の全面高の中このセクターは赤色でした。）

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