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【悲報】日産減配から思ったこと

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

 

最近話題に上っているのが、日産自動車の減配報道です。

期末配当を無配としたため、発表直後の終値は9.6%安の513.70円となり、

約10年ぶりの低水準となりました。

前回の決算でも減配しましたが、今回もあっさりと減配しましたね。

コロナウイルスの影響も見通せていないため、

来期も無配を継続することもあり得るのではないでしょうか。

 

車

 

また、富士重工(スバル)も同様に高配当銘柄として

脚光を浴びていますが、消費税増&新型コロナウイルスの影響で

日本経済の落ち込みが顕著になってきたときに減配するのではと思っています。

他にも有名な三菱商事三井物産などの総合商社も高配当銘柄に該当し、

中国経済の動向次第になりますが、これら高配当銘柄の展開が

どうなるか非常に気になります。

 

はっきり言って自動車業界は構造的に

薄利多売で営業利益率が低く(トヨタで約9%程度)

景気に左右されやすい業界のため 安定的に稼ぐ力が非常に乏しいです。

 米企業との違い

アメリカの会社に投資されている方は よくわかると思いますが

米市場には景気動向に左右され難く、営業利益率が20%を超えている

企業が多々あり稼ぐ力が非常に高いです。

例えばビザの営業利益率は約65%、マイクロソフトが約35%となり

驚異的な数値を叩きだしています。

 

しかも、日本企業の経営陣は株主還元への理解が乏しく

企業が停滞すると即座に減配する風潮が蔓延している中で

この業界に持続的な高配当を希望すること自体、少し無理があるような

気がします。

 

20年以上連続増配している日本企業は花王をはじめ、5社しかないのに対して、

アメリカに至っては 68社にものぼり、継続的な株主還元を重視する

経営方針の違いが見て取れます。

 

自動車業界は景気の影響を受けやすい業界でキャッシュを稼ぐ力も

他業界に対して見劣りするため、一時的な高配当銘柄にはなれますが、

決して持続できないと踏んでいます。

まとめ

配当が継続できるか 見るポイントは以下2点となります。

景気に左右されにくい業界 

営業利益率が高い(現金を稼ぐ力が高い)

 

結局、バフェットのいうワイド・モートを持つ企業ですね。

べいかぶは正直なところ、長期保有・高配当目的で日本の株式には

投資しないのが一番いいと思っています。

 

強いて日本企業に投資するのであれば

通信(ドコモ、auソフトバンク)かたばこ株(JT)ぐらいしかないの

ではないでしょうか? いずれも人口減でじり貧ですが。

 

そんな JTも利益が思ったより伸びておらず、

配当性向が75%まで上昇しています。BTIやPM、MOなどと比較すると

まだ増配余地はあると思いますが、経営陣は配当金の据え置き判断をしました。

何故このような判断をしたのか?どのような結末になるのか?

今後の動向が非常に楽しみですね。

 

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