停滞か？好調か？6月 ADP雇用統計値

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

６月のADP雇用統計が発表されました。

先月のADP雇用統計、雇用統計ともにサプライズでしたが、

今回の統計値はどうだったのでしょうか？

引き続き強い調子でアメリカ経済は回復できたのか？

統計値から検証していきたいと思います。

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6月ADP非農業部門雇用者数

 引用先：https://adpemploymentreport.com/

予測：300万人に対して　236.9万人　と予測を下回りました。　

5月分は＋306.59万人と、速報の-276万人からプラスへと大幅上方修正。

Service-providing Sector　が雇用者数のポイントになるので

内訳を確認していきます。

雇用者数内訳

✔Goods-producing Sector：45.7万人　　　　

✔Service-providing Sector：191.2万人

サービス部門の雇用者数が大幅に増えていて統計値の底上げに貢献。

Goods-producing Sector

引用先：https://adpemploymentreport.com/

・建築の回復が著しく　39.4万人増

・製造も回復基調

資源は依然としてマイナスのままです。ロイヤルダッチシェルが

巨額減損したりとこの業界は依然としていい話がないので当然でしょうか。

Service-providing Sector

 引用先：https://adpemploymentreport.com/

コロナショックで一番影響を受けた部門に着目

・Leisure/hospitality： 96.1万人

・Trade/transportation/utilities ：28.8万人

 infomation以外の部門で雇用が回復しています。

会社の規模（従業員数）ごとでみてみると

回復はしていますが、2008年より低い水準で推移。

完全な回復まではまだまだ時間がかかると思われます。

まとめ

5月の統計値が＋306.59万人と修正され、

2か月続いて200万人を超える数値を記録。

雇用が回復基調である事が伺えますが、2008年を基準として見てみると、

雇用者数は依然として低い水準に留まっています。

また、雇用の回復度合いが落ち着いてきているため、

完全回復にはしばらく時間がかかると思われます。

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