BTI 会長 2020年の見通しを語る

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

4月30日にBTI会長リチャード・バロウズ氏が年次株主総の中で2020年の見通しを

公表していたのでまとめてみました。BTIは「A Better Tomorrow」戦略を

採用していて、以下 3点を優先事項としています。

優先事項

・従来のタバコ製品の付加価値の向上

・新商品（加熱式たばこ、蒸気式たばこ、口腔式たばこ）の成長を促進し

　収益のプラットフォーム化をはかる

 

・組織の簡略化

この戦略で2019年は良好な結果が得られていることから

今後もこれを力強く推進・加速していく旨を発表しています。

✅2019年実績は？

✔新商品（加熱式たばこ、蒸気式たばこ、口腔式たばこ）が前年比32%増。

　従来のたばこも好調で収益成長率は調整後の定率ベースで5.6％増

✔新商品は1,100万人の消費者。収益は12億ポンドに達し、2年前の2倍以上

✔財務の改善 調整済み純負債/調整後EBITDAを0.5倍から3.5倍に削減

✔210.4ペンスの配当（3.6％の増配）65％の配当性向を維持

☟BTI決算記事です

beikoku-stock.hatenablog.com

2020年の見通し

COVID-19の影響を予測することは困難としつつも

新製品の発売遅れや、消費の低迷から 年後半に影響が顕在化すると予測。

ただし、BTIのビジネスは市場における優位性と弾力性があるため

EPS成長を実現することに自信を持っているとコメントがあり、

引き続き1桁のEPSの成長と配当性向65%のガイダンスを堅持しています。

◆◆現状と見通し◆◆

・収益成長を3〜5％の下限付近と見込む

・現在、工場はほぼフル稼働。完成品の平均在庫は約2か月あり、供給不安なし。

・シャットダウンの影響で インターネット販売は2倍以上増加

その背景にはコロナショック下でも

サプライチェーンが大きな影響を受けなかったことと

今年に入ってから、たばこのボリュームとバリューシェアが

それぞれ40bpsと20bpsの成長したことがある様です。

同業のアルトリア MOも売上が増加していたので、BTIも同じ傾向。

こうしてみると現段階で大きな不安はなさそうで、株価も早く

コロナショック前に回復してほしいですね。

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