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どこがポイント ? 戦後最悪 雇用統計をひも解く

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べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

ロックダウンの影響を織り込んだ2020年4月の雇用統計が発表されました。

先日発表されたADP雇用統計値から失業率は12.7~18%程度になると

推測していましたが、どのような結果になったのか検証していきたいと思います。

 

☟過去記事

beikoku-stock.hatenablog.com

 

 

 

 

2020年 4月雇用統計値

✅失業率:14.7%  (前月4.4%)

✅非農業部門雇用者数 : 2,050万人減 (先月870万人減)

 

失業率グラフ

失業率

引用先:U.S. Bureau of Labor Statistics

 

失業率は戦後最悪となる14.7%  リーマンショックを上回る規模になります。

因みに大恐慌は3%だった失業率が4年かかって25%まで悪化しています。

 

非農業部門雇用者数 は2050万人減となりました。

ADP雇用統計値は2023万減だったのでほぼ一致しています。

製品・製造業種より、サービス業のほうが打撃が大きい傾向があり

下記、3項目がADP雇用統計値で最も減少数が大きかった項目になります。

・Leisure/hospitality -860万人

・Trade/transportation/utilities -344万人

・Construction -247万人

 

では、実際の雇用統計ではどうなったのか確認します。

 

 

 

部門別 非農業部門雇用者数

非農業部門別雇用者数

 

やはり、サービス業の減少数が多く ADPと同傾向ですね。

Leisure/hospitalityが約780万人減と最も多いです。

製造部門も減少数が多かったのですが 、雇用の多数を占める米自動車3社の

工場が5/11から段階的に工場を再開するとの報道があり、この部門に関しては

徐々に回復するものと思われます。 

となると、Leisure/hospitalityの回復が失業率改善に大きく寄与するため

この部門について着目していきます。

 

 

 

レジャー・お・も・て・な・し部門

Leisure/hospitalityの内訳と雇用者数グラフを以下に示します。

 

✅Leisure/hospitalityの雇用減少数 7,792万減。

 Arts, entertainment, and recreation 1300万人減

 Accommodation and food services  6500万人減

 

✅Leisure/hospitalityの雇用数推移

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引用先:U.S. Bureau of Labor Statistics

 

どちらもロックダウンの影響を多大に受ける業種ですね。

グラフで雇用者数の推移を見ると20年前の水準を大きく落ち込んでます。

経済が停止するとこうなるんですね。

流石にここまで落ち込むと短期間で元の水準に戻るか心配になります。

いずれにせよ 宿泊・飲食業の回復に着目しておけば、

米経済が長期停滞するか短期間で回復するかの判断材料になると思います。

 

 

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