【SPYD】もう織り込んだ！？SPYD 減配必至か。

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

SPYDの減配予測をしてみました。

構成銘柄である フォードモータが突然、配当停止＆ジャンク債に格下げなど、

どのような銘柄で構成されているか、非常に気になったので

各社の配当利回り、連続増配年数、配当性向に着目して調査してみました。

数値はhttps://www.dividend.com/引用。使用した数値はすべて3/27終値で

計算しています。また、SPYDの株価は24.85ドルで利回りは6.17%です。

（2020年3月27日現在）

☟SPYD過去記事。

  コロナショックで構成比率が大きく変動しています。

beikoku-stock.hatenablog.com

構成銘柄一覧

80社分のデータです。均等配分なのでウェイト1.25%が基準。

結構上がっているものがありますね。ほかに比べて下落が小さかったという

表現のほうが正しい？

個別銘柄配当利回り

80社の配当利回りの分布です。平均利回り：8.0％　中央値が7%あたり

10%の利回りを超えるものが14社ありますね。

セクターでみるとエネルギー、不動産、金融、一般消費がランクインしてました。

このあたりをどう考えるかですが、XOM：9.33%　MO：9.17%、JNJ：3.0%、

VOO（S&P500）が 1.96%になります。コロナショック＆石油価格暴落で

他の銘柄より下落がきつかったため、配当利回りが急上昇しているとも

考えられますね。

連続増配年数

連続増配企業の分布です。リーマンを乗り越えて増配できた企業は21社ですね。

コロナショックはリーマンを上回るといわれているため、

80-21社= 59社（構成銘柄の約75%）が減配する可能性は極めて高いと思われます。

また、連続増配が6年以下の企業は31社にも上ります。

このあたりの財務基盤が脆弱な企業は即座に減配してくると思われます。

エクソンモービル【37年】、シェブロン【34年】がどうするか？

意地の増配をするか気になるところです。

配当性向

配当性向100%超えが22社。（グラフにはのせてませんが 730%が1社あります。）

借金をして配当を出しているスタイルだと思うのですが

社債の利回りが急上昇しているため、このスタイルを継続するのは難しいと予測。

また、配当性向が60-100%が25社。これから業績悪化の影響を受けるので、

従来の配当を維持しようとすると、配当性向が100%を超えるところが

出てくるはずです。22社+25社＝47社（構成銘柄59%）が減配予備群でしょうか。

配当利回りと配当性向の散布図です。大手をピックアップしてみましたが、

こうしてみると企業規模の割に無理をしている企業が結構ありますね。

Tあたりが高配当で実績のある企業水準なんでしょうね。

まとめ　

上記の結果から 構成銘柄の59~75%が減配すると予測できるため、

SPYDの減配は避けられないと考えています。

SPYDの利回りは4%程度と記憶してたので、このあたりに収束すると

仮定すると現在の株価水準で分配金を3~4割ぐらいカットする感じでしょうか。

また、高配当が魅力的な商品のため、分配金が削減されていく局面では

新規の資金が入り難い事を勘案すると、他銘柄に比べ横ばいの期間が

長く続くと思われます。ハイイールド債 同様に下落はきつく、

上がるのは最も遅いというのがSPYDの弱点かもしれません。

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