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【高配当ETF】SPYDをぶった切る!

宇宙

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

べいかぶは残念ながら、縁がなく所有していませんが

少し興味あったので 高配当で有名なETF(上場投資信託)SPYDに

ついて分析していきたいと思います。

 

 

SPYDとは

米State Street(ステート・ストリート)社が提供する商品で

正式名称は SPDR® Portfolio S&P 500® High Dividend ETF

ファンドの開始日が2015年10月21日と比較的新しいETFになります。

また、経費率は0.07%で投資家にとって非常に優しい設定となっています。

 

ポイントは 以下3点です。

・S&P500銘柄のうち高配当80銘柄を均等配分

・S&P500銘柄の高配当80社のパフォーマンスに連動

・配当月は、3・6・9・12月 配当利回りは約4.6% (2020年2月13日現在)

 

✅SPYDの特徴について

SPYD 特徴

引用先:https://www.ssga.com/us/en/individual/etfs/funds/spdr-portfolio-sp-500-high-dividend-etf-spyd


80銘柄の3-5年EPS成長見積もりが5.82%PER13.35です。

高配当株は成熟した企業が大きいため、低成長、不人気の銘柄が

集まっていることが分かります。

このEPS成長率では大きなキャピタルゲインを得るのは難しいと推測。

どちらかというとインカムゲインを狙う商品ですね。

 

構成銘柄&セクター

SPYDは均等分配のため、構成比率の順位にあまり

意味はないのですがTOP10位まで掲載しておきます。

SPYD 構成銘柄

有名どころで

エル・ブランズ、アッビー、IBM、ギリアドサイエンスがあります。

 

やはりというか成熟企業が多い印象を受けます。 

80社均等配分のため、1.25%で分散されていた計算となり、

比率との差分は株価の上昇分となります。

2019年の強気相場でも10%程度しか値上がりしていないことが分かりますね。

 

また、年に2回のリバランスを実施しており、

株価の上昇や減配で利回りの低くなった銘柄は除外され、

投資割合が等しくなるように調整されています。

 

リスクの観点からも優秀で 

アメリカ市場の動向を注視していく必要はありますが

80社に分散投資しているため、個別株リスクを負う必要は

ほとんどありません。最悪、1社が紙屑になったとしても影響は軽微です。

 

 

 

✅セクター分析

次にSPYDを構成してるセクターを見ていきます。

SPYDセクター別

引用先:https://www.ssga.com/us/en/individual/etfs/funds/spdr-portfolio-sp-500-high-dividend-etf-spyd

 

セクター別では  一般消費:17.52% 不動産:17.49%  金融:14.02% 

エネルギー:13.39%  の順となり 不動産セクターが多いのが特徴です。

米国の不動産市場は金利引き下げの影響もあり、

好調をキープしているので当面は問題ないと思いますが、

金融、エネルギー、不動産と不況の際に

大きな打撃を受けるセクターの割合が高いため、

不況時の減配リスクは考慮しておく必要があるかもしれません。

 

パフォーマンス

2015年10月~2020年2月までの

パフォーマンスをS&P500 ETF【VOO】と比較。

SPYD チャート

 

VOOが約63%に対して SPYDが約31%となります。

ここ数年はほぼ横ばいが続いていますが、微増ながらキャピタルも狙える

優秀なETFですね。ただし、総合的なパフォーマンスを見ると

配当を含んでもVOOには勝てないですね。

キャピタル狙いの投資家にとっては少し不満な結果となりますね。

 

 

まとめ

配当戦略を採用している投資家にとって

80社にリスク分散している上に高配当(約4.6%)かつ

キャピタルゲインも狙える非常に魅力的な商品です。

似たようなETFにVYM、HDVPFFなどがあるので

そのあたりとも比較して、投資可否の判断すればいいと思います。

 

べいかぶも同様の狙いで(高配当でキャピタルも出るだろうとの思惑)

WFCを購入、2年ほど保有しているのですが  配当率が劣っている上に

キャピタルでも損失を出しており、個別株の難しさを痛感しています。

 

ただし、パフォーマンスは配当込みでもS&P500に劣後しているため、

この点は投資家のスタイルによって切り分けていく必要がありそうです。

資産の最大化を願う投資家であれば他に有望な選択肢は多々あるので

敢えてこのETFを購入する必要はないと思います。

 

 

 

 

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