やっぱり大好き!? 高配当 ETF HDV - べいかぶ BEIKOKU

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

高配当・バリュー株を網羅する上場投資信託 HDV の紹介です。

VYMやSPYDと並んで高配当ETFとして非常に人気のある商品です。

今回はHDVの中身をひも解いていきたいと思います。

HDVとは？

iシェアーズ・コア米国高配当株 ETFは、

配当水準が比較的高位の米国株式で構成される指数と同等の

パフォーマンスを目指す上場投資信託になります。

✅ファンドの概要（2020/03/31 現在）

・設定日 : 2011/03/29

・基準通貨 : USD

・ファンド純資産総額 : $ 5.624 B

・主取引所 : NYSE Arca

・地域 : 米国

・時価総額/投資スタイル : 大型株 / バリュー

・経費（年率）：0.08%

保有銘柄の詳細

組み入れ銘柄は75銘柄。

代表サンプリング手法を用いて保有銘柄のウエートを算定しています。

ティッカー	銘柄名	保有比率（％）
XOM	EXXON MOBIL CORP	10.54
T	AT&T INC	8.22
CVX	CHEVRON CORP	6.97
JNJ	JOHNSON & JOHNSON	6.88
VZ	VERIZON COMMUNICATIONS	6.44
PFE	PFIZER INC	5.77
CSCO	CISCO SYSTEMS INC	4.59
MRK	MERCK & CO INC	3.93
KO	COCA-COLA	3.45
PEP	PEPSICO INC	3.33

引用先：https://www.blackrock.com/

上位10種で60.12%と非常に高い割合を占めています。

特にXOMは10%を超える比率。減配しなくてよかったですね。

XOM、CVXが上位にきてる時点でパフォーマンスはお察しです。

また、GAFAMは組み入れられていません。

セクター別構成比

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引用先：https://www.blackrock.com/

エネルギー・ヘルスケア・通信の順に並びます。

エネルギーの比率が高いですね。おそらくコロナショックで減配する

企業が多いので、次の組み入れでヘルスケアが伸びてくる予感。

価格推移は？

✅HDV価格推移

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2012~2020年までのチャートになります。

HDV（赤）、VYM（青）、S&P500（黄）になります。

右肩上がりで推移していますが、この中でパフォーマンスは一番悪いです。

素直にS&P500に投資したほうが報われますね。

高配当を理由としてデフェンシブ性が高いと謳われることがありますが、

2018年年末の下落や今回のコロナショックでもS&P500と同等程度下落しています。

正直なところQQQのほうが下落幅も小さく、株価の回復も早いので

こちらの方がデフェンシブ性が高いです。ただ、QQQはほとんど分配金を

出さないためどちらを好むかは投資家の方針によると思います。

✅分配金推移

分配金の推移を示します。株価は $86.35　(2020/06/4 現在)　

直近1年の分配金（$3.30)で利回りを計算すると 3.82% になります。

引用先：https://www.blackrock.com/

✅利回り推移

HDV

引用先：https://haitoukabu.com/

2012年から見てみるとの利回りは3.43~3.80%で推移しています。

コロナショックの下落でここ最近は4%付近の水準で推移していて、

歴史的に見てかなり高い水準に位置しています。

2016年に減配しているので、この分配金を維持できればの話ですが。

まとめ

S&P500には劣後しますが、利回りの高さが魅力的な高配当ETFになります。

配当重視戦略か成長株戦略か、方針により好みが分かれるETFですね。

個人的には2%前後の分配金とそれなりの増配もある、S&P500インデックスでも

十分かなと思うのですが、スパイスでQQQ等と絡めてポートフォリオを

構築すれば高配当かつパフォーマンスが優れたものができるかもしれませんね。