べいかぶ BEIKOKU_STOCK's blog

MENU

リフト決算

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

 

米国配車サービスのLYFTが決算発表を行いました。

第4・四半期決算は、売上高が10億ドルを上回り、過去最高を記録しました。

決算をまとめると

EPSが予想-$1.39に対し-$1.19、

売上高が予想9.84億ドルに対し10.2億ドル   となり

 

いずれも予想を上回る好決算ですが 、

発表後にLyftの株式は営業時間後に5%以上も下落しています。

ライバルのUBERが黒字化の日程前倒し/目途付けが完了したのに対して

リフトは黒字化スケジュール前倒しの発表はなく、投資家に失望されている状況です。

 

また、第4四半期のアクティブライダーの顧客ベースは、

2019年上半期に6%以上増加しましたが、下半期の成長は2.5%程度まで減速。

前四半期の2,230万人から2,290万人に増加しているものの 

増加のペースは鈍化しており、先行きの成長に疑問が生じています。

Uberのアクティブライダーは1億1,100万人)

 

ウーバーに対して事業規模で劣り、モビリティ事業に特化している

リフトにとってアクティブライダー数の成長鈍化は致命的です。

経営者陣は大規模なリストラや当初の割引、インセンティブの削減を図ることで

立て直しをしようとしていますが、これらは諸刃の剣であり、新規の顧客獲得に

重大な影響を与える可能性があります。

 

正直、リフトの事業はバフェットのいう堀のある企業とはとても思えず

既存のタクシー業界などが容易に入り込める形態だと思っています。

事業規模でもウーバーに負けており、成長に陰りが見えてきた今、

どこまで企業を成長することができるのか、経営陣の手腕が非常に見ものです。

 

f:id:BEIKOKU_STOCK:20200212193719j:plain