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パウエル議長議会証言

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

 

パウエルFRB議長の議会証言が予定されています。

前回同様、アメリカ経済については目下の米中貿易摩擦に関する不透明性の低下や

海外経済の安定化の兆しを確認した上で、おそらくアメリカ経済については

引き続き堅調であるとの見解を示すと思います。

 

懸念としては目下騒がしている

新型コロナウイルスが米経済に与える影響についてどれだけ踏み込んだ

発言をするのかが 焦点になると思いますが、現段階では感染の影響範囲が

非常に不透明な情勢なため、米国にどのような影響を及ぼすか判断するのは

時期尚早との見解を変えることはないでしょう。

 

その一方で中国経済への打撃は避けられないと考えられます。

ゴールドマン サックスは第1四半期のGDP目標を5.6%から4%に引き下げています。

春節が明けた今でも工場再開に目途が立っておらず、当初は10日から再開する計画を

17日まで延期している企業も多々あり、再開の目途が立たない情勢です。

 

2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の時の

中国が世界の経済成長に占める割合は4%でしたが、

現在は17%にまで拡大しており、GDP2位の大国である中国経済が躓けば、

さらに悪影響が拡大する恐れが出てきました。特に中国経済に依存度の高い、

日本、韓国、台湾などへのアジア諸国の影響は避けられないでしょう。

 

ただ、私個人の見解としては米国GDPの約7割は個人消費によるものなので

今回のコロナウイルスアメリカ経済に与える影響は軽微であるとの

見解は変えていません。 

 

米連邦準備制度理事会FRB)コメントを見ていても  

 「われわれは非常に慎重に状況を見守っている」

 「少なくとも短期的に中国の生産に影響するのは明白だろう」と

発言しているものの、現行金利の水準は適切であるとの見解を変えておらず、

今後、金利政策の見直しや米経済テコ入れの発言が出てきたときには

要注意ですが、今のところは様子見ですね。

 

エクルズ・ビル