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バフェットの動向

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

 

ウォーレンバフェット率いる バークシャーハサウェイの動向です。

ここ最近は大型の投資案件は行わず、キャッシュポジションが過去最高の

1280憶ドルに上っていることがよく話題に上ります。(2009年比で5倍)

2018年の年次報告では 【まともな長期的な見通しを持つ企業】の価格が

高すぎることを書いており 投資を控えている印象があります。

そんな中、住宅バブルがはじけるのを待っているとの

興味深い記事があったので紹介です。

 

www.ccn.com

 

 

ポイントを絞ると

・キャッシュポジションは過去最高で魅力的な株式投資案件がない

・バフェットは巨額の投資をするために暴落を待っている

・2012年に一戸建ての住宅へ投資が魅力的と語っており、

 住宅市場の暴落待ち?この分野へ参入予定?との憶測がされています。

 

 個人的にはバフェットの投資対象になりえないと思っています。

分からないものには手をださないと常日頃から語っているバフェットが

いきなり住宅資産へ投資するとは考え難いです。住宅価格の下落により、

金融セクターが大きな打撃をうけ、株価が暴落&低迷している時に

巨額投資するストーリーなら理解できるのですが 少し無理がある気がします。

 

そもそも、バークシャーハサウェイのポートフォリオで最大のセクターは

金融になります。住宅バブル崩壊時に大きな打撃を受けるのはこのセクターであり

バフェットはこのセクターが将来的に有望だと思うからこそ投資しているわけで

住宅バブルがはじけるのを待っているって論理が破綻している気が。。。

金融セクターのポジションを急激に減らしているのであれば理解できますが。

 

 Berkshire Hathaway ポートフォリオ

DATAROMA Superinvestors Portfolio Holdings

アップル、バンクオブアメリカ、コカコーラ、ウェルズファーゴ、アメックスと

皆さんにおなじみの有名企業が続きます。

こうしてみると約40%を金融セクターに投資していることが分かります。

 

結局のところ、彼のお眼鏡にかなう銘柄の株価が高すぎるために

投資を控えているだけのような気がします。彼が運営するアクティブファンドが

市場インデックスより成績をよくするためは安く買って高く売ることを

シビアに行う必要があり、今、投資することは市場平均並みの成果しか

上げられないということでしょうか。

 

著書『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』の中で、

バフェットは「消費者独占企業」について以下のように定義しており、

個人投資家も上記のような銘柄が暴落するのを待って投資したいですね。

・消費者独占力を有する製品やサービスが提供されているか

・インフレを価格に上乗せできるか

・EPS(1株当たり利益)が力強い増加基調となっているか

ROE自己資本利益率)は高い数値を維持しているか

・多額の負債は抱えていないか

内部留保利益を新規事業や自社株買いに使用できるか 

 

 

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