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どのセクターがいいの?

BEIKOKU_STOCKです。

 

分散投資の観点から 複数のセクター、銘柄に投資を行いたいと考えており

まずはリターンが良好なセクターをチェック。

 

バンガードHPより 

各セクターを代表するETFの2010~2019年までの平均リターンを計算しました。

 

◆2010年~2019年 各セクター平均リターン

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S&P500よりリターンが良好なもの(13.4%以上)は下記のセクターとなります。

 ・VGT 情報技術セクター

 ・VHT ヘルスケアセクター

 ・VCR 一般消費セクター

 ・VIS  資本材/サービスセクター

 

やはり 情報技術セクターが強い。次いで 一般消費、ヘルスケアと続きます。

生活必需がもう少し強いかと思っていたのですが意外でした。

エネルギーセクターは低調ですね。10年間ほとんど成長していません。

米国発でシェール革命があったのでもう少しいい結果が出そうなのですが。

 

素材、通信セクターも低成長のため、このセクターは購入候補から除外確定です。 

フェイスブック(FB)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOGL)は

2018年から【通信サービス】セクターへ移動しています。

10年平均でリターンを見ているので、これら銘柄のリターンがあまり反映されて

いないため、数値が低くなっている可能性ありますが 今回は除外。

(2019年だけで見ると 通信セクターのリターンは約28% SP500は約30%)

 

S&P500のリターンは13.4%もあるのですね。驚異的です。

継続的にインデックスに投資しておき、寝て起きたら資産が増えている。最高です。

リスク分散も十分にできているため、個別銘柄よりリスクが低い。

インデックス投資はやはり最強かも。

 

次にそれぞれのセクターの構成銘柄を見ていきます。

 

  VGT VHT VCR VDC VIS
  銘柄 構成比 銘柄 構成比 銘柄 構成比 銘柄 構成比 銘柄 構成比
1 AAPL       18.5% JNJ        8.60% AMZN 22.76% PG         14.7% BA 5.53%
2 MSFT       16.0% UNH        6.22% HD 7.40% KO         10.3% UNP 4.04%
3 V          4.2% MRK        5.20% MCD 4.63% PEP        8.9% HON 4.04%
4 MA         3.8% PFE        4.76% NKE 3.91% WMT        7.9% UTX 3.90%
5 INTC       3.7% ABT        3.43% SBUX 3.28% PM         4.4% MMM 3.22%
6 CSCO       2.9% MDT        3.40% LOW 2.94% COST       4.2% LMT 3.14%
7 ADBE       2.2% BMY        3.36% BKNG 2.74% MO         4.2% GE 3.09%
8 NVDA       1.9% AMGN       3.23% TJX 2.28% MDLZ       4.1% CAT 2.64%
9 CRM        1.9% ABBV       2.92% TGT 2.03% CL         2.8% UPS 2.59%
10 ACN        1.9% TMO        2.91% GM 1.44% WBA        2.5% RTN 1.94%

引用先:ヴァンガードHPより

 

少し見ずらかったので表を張り付けます。

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有名企業しかないですね。 

 

VGT:アップルマイクロソフトビザマスターカードインテル

VHT:J&Jユナイテッドヘルスメルクファイザーアボット

VCR:アマゾン、ホームデポマクドナルドナイキスターバックス

VDCP&Gコカ・コーラペプシコウォルマートフィリップモリス

VIS  :ボーイングユニオン・パシフィック鉄道、ハネウェル、

         ユナイテッドテクノロジースリーエム

    緑色:ダウ平均株価採用 銘柄


ファンド構成比の高い銘柄は 指数に対する寄与度が高いので

各セクターのリターンが良好=構成銘柄のリターンも良好であることが分かり

このあたりの銘柄を投資候補すれば、大型優良株でS&P500のリターンを

凌駕することは十分可能だと思います。

 

構成比もセクター(ETF)毎にかなり特色ありますね 

VGT(情報技術)はアップルとマイクロソフトの2銘柄で34.5% 3割超えてます。

VCR(一般消費)はアマゾンだけで22.76%と2割超えてます。

これら銘柄の株価動向(2010年~2019年)がETFリターンに大きく

反映されていそうです。

特に、VCRのリターンがいいのはアマゾン(この10年で約1300%上昇)が大きく

貢献しているだけのような気がします。

 

VDC(生活必需品)は P&G、コカ・コーラをはじめとする

高配当・連続増配企業が名を連ねていますね。

KPIとして配当額を設定しているので、このセクターの銘柄が投資対象の

候補になりますね。

 

資本財はリターンがいいのですが、BA ボーイングの不祥事、GEの凋落を見ていると、

このセクターの銘柄を購入する気になりません。

正直、製造業は時代の流れに遅れていくばかりで、嘗ての栄光を取り戻すのは

難しい業種と思っています。

 

いずれにせよ、投資方針に照らし合わせると

情報技術セクターの銘柄を主力にすることで決定。

へルスケア、一般消費セクターあたりをサブ銘柄に据える形でしょうか。

 

ちなみにセクターごとの相関係数ってどうなっているのでしょうか?

株価下落時に同じように下落するようではリスク分散の意味はないので。

次回はセクター毎の相関を確認してみます。