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S&P500とは?-銘柄選定-

BEIKOKU_STOCK です。

 

運用方針としてS&P500のリターンを凌駕することを挙げていますが

S&P500はどのようなもので どの程度のリターンを挙げているのか

不明な点もあったため、調べてみたので記載します。

 

S&P500とは

米国株式市場の500社の時価総額をベースとした、加重平均型株価指数です。

ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを

表す指標として機関投資家などに広く利用されています。

 

時価総額をベースとした指数のため、

指数の変動は時価総額の大きな銘柄の影響を受けやすい特徴があります。

工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、

採用銘柄は約40業種にも上り、広く分散されていることが分かります。

 

引用先

S&P500種指数│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

 

上記の特徴から、指数の変動は時価総額の大きな銘柄の寄与率が高いことが理解でき、

最近の指数上昇はこれら銘柄の株価上昇が大きく貢献していることが分かります。 

 

これを踏まえた上で S&P500のリターンを超えるために

下記3点の条件を満たす銘柄を候補にしようと考えています。

 

1.大型優良株/時価総額大(S&P500 組み入れ比率大)

2.リターンがS&P500より大きい

3.シャープレシオが大きい(運用効率最大化)

 

S&P500がどのような銘柄で構成されているか確認するために

S&P500 ETF(VOO)の構成銘柄 TOP20(2019/11/30現在)を記載してみました。

 

 

  保有銘柄 シンボル ファンド構成比
1 Microsoft Corp. MSFT       4.41300 %
2 Apple Inc. AAPL       4.33500 %
3 Amazon.com Inc. AMZN       2.85700 %
4 Facebook Inc. Class A FB         1.85200 %
5 Berkshire Hathaway Inc. Class B BRK.B      1.59900 %
6 JPMorgan Chase & Co. JPM        1.59300 %
7 Alphabet Inc. Class C GOOG       1.51100 %
8 Alphabet Inc. Class A GOOGL      1.48600 %
9 Johnson & Johnson JNJ        1.38500 %
10 Visa Inc. Class A V          1.21700 %
11 Procter & Gamble Co. PG         1.16600 %
12 Exxon Mobil Corp. XOM        1.10000 %
13 Bank of America Corp. BAC        1.06600 %
14 AT&T Inc. T          1.04300 %
15 Walt Disney Co. DIS        1.04300 %
16 UnitedHealth Group Inc. UNH        1.01300 %
17 Mastercard Inc. Class A MA         0.99600 %
18 Intel Corp. INTC       0.98200 %
19 Verizon Communications Inc. VZ         0.95100 %
20 Home Depot Inc. HD         0.92200 %

 

時価総額 TOP10でファンド構成の約22%を占める。

セクターで見ると情報技術が最も大きく、次いでヘルスケア、金融、通信、

一般消費財となり、幅広い分野で構成されています。

 

では、構成銘柄TOP20のリターンはどうなっているのか?

2016~2019年の5年間の平均リターンを算出してみました。

 

◆2016-2019年 CAGR 年間平均成長率

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さすがエリート集団。

S&P500の5年平均リターン14.31%を超えているものが多々あります。

マイクロソフト、アップル、マスターカードは30%越え。

アマゾン、JPモルガン、ビザ、ユナイテッドヘルスも23~29%とかなり優秀です。

他銘柄と比較すると エクソンモービルが低迷していることも分かり、

銘柄としての魅力はほとんどありませんね。

 

◆2016-2019年 シャープレシオ

極力、ローリスク・ハイリターン銘柄を採用したいため、シャープレシオも確認。

数値が大きいほど、運用効率が高いとされています。

 

(無リスク資産の利回りを0%として計算しています)

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マイクロソフト、ビザ、マスターカードが抜けてます。

チャートを眺めていても、なかなか下がりませんもんね。

 

◆まとめ

2016~2019年 データからの ポートフォリオ候補生は。。。 

 本命:マイクロソフト、ビザ、マスターカード

 次点:ユナイテッドヘルス、アップル

    JPモルガン、P&G       

 

このあたりでしょうか

ただし、これらは過去データからの推測であり、これからの動向は分からない。

つまり、リターンをもたらす大前提として、これからもアメリカ経済が順調に

拡大し、これらの銘柄が引き続き利益成長し続ける必要があります。