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新型コロナウイルス(新型肺炎)

べいかぶ@ BEIKOKU_STOCKです。

 

中国の湖北省武漢を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が流行しています。

これ以上の流行を阻止するために 航空や公共交通機関を停止するなど街を事実上、

封鎖している状態で中国当局が躍起になって新型肺炎を抑えこもうとしています。

 

 

当初の発表では人から人への感染は認められず、収束していく方向だとの見解が

多かったのですが、人から人への感染することが判明すると事態は急速に悪化。

パンデミックの様相を呈してきています。

 

運悪く春節の期間と相まって中国からの旅行者が世界各地へ移動しており  

米国でも 米疾病対策センターCDC)の発表によると 2名の感染者が

確認されました。そのため、先行きの不透明さからS&P500の1日の下げ幅が

約3カ月ぶりとなる大きな下落を記録しており、

米国市場が非常に動揺していることが分かります。

 

このようなとき、投資家はどのような行動をとればよいのでしょうか?

何度か同様の疾病が流行しているので、過去のS&P500下落幅を確認してみます。

 

SARS重症急性呼吸器症候群

2002年に中国を中心に起きたアウトブレイクでは、

世界保健機構 (WHO) の報告によると、香港で8,096人が感染し、

37ヶ国で774人が死亡したとされている(致命率9.6%)  

参考:重症急性呼吸器症候群 - Wikipedia

  

SARS重症急性呼吸器症候群)の症例が広まった

2002年11月から2003年7月の間では 報道直後から下落をはじめ

3か月後にS%P500指数は最大で10%を超える下落を記録しましたが、

その後 緩やかに回復することがチャートから確認できます。

 

②MERS(中東呼吸器症候群)

2012年9月以降、アラビア半島諸国を中心に発生の報告がある。

重症呼吸器感染症でWHO発表によると、2019年11月末までに報告された

診断確定患者数は2494名(うち、少なくとも858名死亡)

参考:中東呼吸器症候群(MERS)について|厚生労働省

 

2015年5月~7月で 韓国で大流行しました。

致命率も非常に高く恐ろしい疾病でしたが、当時の米国市場は落ち着いており、

S&P500はほぼ横ばいで推移しておりほとんど影響を受けていません。

 

いずれの流行でも 米国の経済活動には大きな影響は与えられておらず、

S&P500指数が大きな影響を受けていないことが分かります。 

 

 さて今回の新型コロナウイルスでですが、まだ 未確定要素が大きいですが

 感染力、致命率 共にSARSほどのレベルではないとの声もあり

そこまで恐れる必要はないとの情報もあります。

 

加えて過去の経緯から これらの疾病の流行は米国の経済活動に大きな影響を

与えることはできないため、軽微な影響にとどまると思っています。

したがって、予断を許さない状況ではありますが、今回の株価のS&P500の下落は

一時的なものであり、そのうちに回復するのではないかと思っています。

 

とはいうものの、回復する時期までは正直分かりません。

感染は全世界で拡大しており、特に感染源の中国では顕著です。

 

週明けからはさらに感染のペース・規模がさらに拡大していくと思われ、

大きな動揺が走ると思いますが、冷静に市場を眺めていきます

 

新型肺炎が収束するまで 中国人は外出を控えると思われ、

消費落ち込みによる中国経済の悪影響は避けられないかもしれませんが、

結局、アメリカのGDPの約7割を占める個人消費を損なわない限り 

米経済は堅調で株価の上昇は続くとみています。

米国内で新型肺炎が大流行するようなことがなければ。。。

 

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