V字回復は絶望か！？ IMF世界経済見通し

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

コロナショックにより、世界経済は大きく縮小し続けています。

そのような中、IMFが世界経済の見通しを発表しました。

衝撃的な数値と見解だったので紹介します。

今回発表された数値は世界恐慌以降で最悪の数値となり、

世界のGDPは▼3.0％となります。IMFは加えて今後2年間で

9兆ドル（約970兆円）減る可能性があるとも述べていて

これは日本のGDP（5兆ドル）の約2年分に相当します。

個別に見ると　アメリカが▼5.9％、ユーロ圏が▼7.5％、日本▼5.2％、

中国が△1.0％（本当？）インドが△1.9%となっていて、先進国は軒並み

マイナス成長になることが予測されています。

引用先：2020年4月「世界経済見通し（WEO）」

日本はもとより消費増税でマイナス成長でしたが.....

コロナショックでとどめをさされました。稼ぎ頭の自動車産業が

多大な影響を受けているので、消費の低迷は避けられず、経済が立ち直るまで

かなりの日数を有すると推測されます。

beikoku-stock.hatenablog.com

IMF見解をまとめておきます。

・世界金融危機を引き起こした損失を凌駕する可能性が高い

・持続期間や深刻さについては依然として不確実性が高い

・感染症拡散防止措置と経済対策（需要喚起）は背反しており効果が薄い

・2021年世界経済は5.8%成長すると予想

・部分的回復が見込まれるが、GDPの水準はウイルス流行前より低水準

（2020年後半にパンデミックが収束かつ適切な対策ありの前提）

識者の間ではV字回復のシナリオは失われつつあります。

世界経済はU字回復となり、低迷する期間が生じるのは避けられない状況でしょう。

経済対策・コロナ対策（ワクチン）により、低迷期間をいかに短くすることが

今後の課題になってくると思われます。

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