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インフレ到来!ジェレミー・シーゲルはかく語りき

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授の米相場展望です。

米経済の復活にはコロナ終息にかかっていて 治療薬の確立が重要だと発言しています。

 

ギリアドの抗ウイルス薬・レムデシビルがコロナ治療薬として脚光を

浴びていますが、効果を疑問視する中国の治験報告書の草稿が流出し

株価が下落するなど(ギリアドは同報告書の解釈に誤りがあると否定)

治療薬の開発進捗が市場に多大な影響力を及ぼすことが確認できます。

 

 

 

シーゲル教授は自宅で待機している労働者・失業者が仕事に復帰するときに

現在の経済緩和政策が強く効果が出ると考えていて、

 

・2021-23年にかけて年率3-4%のインフレ

長期金利の上昇 を予測。インフレ時代の到来を告げています。

 

社会にでてから 一貫としてデフレを経験してきた私にとって

インフレ環境・社会について経験がなくピンとこないのですが、

一般的にインフレ環境下では   現金・債権 ⇒  不動産・株式が

有利になると考えられています。

 

 

 

また、米国市場の見通しについては強気の発言をされていて

FRBによる流動性供給を理由に、米国株が底を打ったと考えているようで

年内のS&P 500の目標を$3,000以上においてます。

 

目下、米経済にも若干の希望が差し込んできている様で、

国内総生産(GDP)の算出に使用される

コア資本財(非国防資本財から航空機を除く)が前月比0.1%増と、

予測:6.0%減に対して強い結果が出ています。

( 製造業はGDPに占める割合は小さいので過度な楽観はできませんが)

 

JPモルガンは悲観的な展望です

beikoku-stock.hatenablog.com

 

◆2020年3月耐久財受注

耐久受注材

 

ちなみに航空機を含む耐久財受注は(自動車や家具、航空機など

耐久年数3年以上の消費財を示す指標)前月比14.4%と2014年以来の

大幅な落ち込みを記録しています。

 

自動車や金属など需要減も含まれていますが、

ボーイングの航空機発注キャンセルが大きな要因です。

自動車・自動車部品は18.4%減。民間航空機が295.7%減。

両業種の株価戻りが遅い理由がよくわかります...

 

 

シーゲル教授が米相場に強気の姿勢を崩しておらず 頼もしい限りですが、

耐久財受注に見られるように 個別業種ごとでコロナの影響度合いが

大きく異なるので、今後も企業決算や見通しについて着目し、

市場を眺めていこうと考えています。

 

 

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