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イシュア アメリカン・エクスプレス 決算発表

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べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

アメリカン・エクスプレスが四半期決算を発表しました。

ビザ、マスターカードなどと並んで、強力なブランドを持つ

クレジットカード会社になります。バフェットが同社の危機の際に

色褪せないAMEXブランドの優位性を見出し投資した話は有名です。

 

 

 

ただ、アメックスの業態はこの2社とは大きく異なっており、

ビザ/マスターは決済インフラのみを提供するのに対して、

アメックスはクレジットカードを発行しているイシュアの役割も有していて、

融資することによる利息・手数料業務も兼務しているため

金融セクターに属しています。

 

イシュアはカード会員から支払い料金を回収する業務も持ち合わせているので、

最悪、支払い料金を回収できないような金融リスクを有しています。

 

今回のコロナショックにより、新規失業保険申請者は2600万人にも上り、

今後も失業者は増え続けると思われます。政府による金融支援策が

とられているとはいえ、カード代金の不払いが急増するのは避けられず、

この事柄が どの程度 AMEXの利益を棄損したのかに着目していきます。

 

◆◆◆AXP 2020年Q1決算◆◆◆

・総収益:103億ドル (前年104億ドル)

・EPS:0.41ドル 前年同期比 約77.2%減

・支払い不履行とデフォルトに対して

    26億ドルの損失引当金を確保(前年同期比 220%増)

・ カード利用額は1月:6%増、2月:7%増加、3月は23%急減

 

コロナショックの影響でデフォルトや不払いが急増するとして

26億ドルもの引当金を計上しています。引当金がなければ

EPSは$1.98(コンセンサス $1.69)と良好な決算だったのですが。

やはりイシュアの宿命でしょうか。引当金はもったいないコストですね。

 

次の決算はシャットダウンが本格化した4月の数値が含まれて来るため、

これより悪くなることは必至です。ビザの決算もそのうち発表されるので

業態の違いがどの程度決算に影響を及ぼすのか 比較検証していきたいと思います。

 

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