【経済指標】新規失業保険申請件数

べいかぶ@BEIKOKU_STOCKです。

経済指標シリーズ。

新規失業保険申請件数

失業者が失業保険給付を始めて申請した件数を集計し、季節調整を加え

毎週木曜日に前週分の数値が発表されます。米国の雇用情勢をいち早く知るのに

適した統計で、雇用統計に約2～3カ月先行する。

コロナウイルス蔓延後、初となる4月の雇用統計を予測するうえで

重要な意味を持ちますね。さあ気になる数値は！？

予測：22.0万件　⇒　結果：28.1万件

申請件数が急増した背景には、コロナウイルスの蔓延があり

サービス、宿泊、食品サービス、輸送、倉庫の分野のレイオフが顕著とのこと。

前年のレストラン予約数が激減・100%減したのは3/17からなので、次の3/26発表の

失業保険申請件数はさらなる増加が見込まれます。

そのため、4月の雇用統計・失業率も悪化は避けられないでしょう。

beikoku-stock.hatenablog.com

失業保険申請数グラフ

引用先：Initial Claims (ICSA) | FRED | St. Louis Fed

1967-2020年3月までの推移。

リーマン時（金融収縮による構造不況）は1年ほどかけて失業保険申請数が

66万件に到達しています。米経済の好調により、歴史的な低水準でしたが、

今回のコロナショックでどこまで増加するのかがネックになります。

打撃を受けたセクターはコロナ騒動が収束してくれば回復すると考えられますが、

ここから失業者増/原油価格暴落により、金融収縮が始まり低迷が長期化するのか？

各投資家に難しい判断が委ねられています。

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